会社を辞めなくても行ける!? キリスト教版お遍路の魅力と攻略法 〜旅エッセイスト森優子が語るスペイン聖地巡礼〜 | 旅bar

シブヤ大学 週末アジア旅倶楽部のメンバーがゲストをご招待して、毎回「旅」に関するテーマを設けながら、参加者と一緒にトークを楽しむアットホームな企画「旅bar」。11-12月に開催された今年最後の旅barでは「会社を辞めなくても、旅はココまでできるんだ!」...を共通のコンセプトにして2つのイベントを開催しました!



第2回のテーマは「会社を辞めなくても行ける!? キリスト教版お遍路の魅力と攻略法」 



仏教徒で歩くことが嫌いな、体力がっけぷちの旅エッセイスト森優子さんをお迎えして、現地で出会った人々や食事・ホテル事情といった臨場感溢れるトークを繰り広げていただきました。

旅をする者にとって「移動(歩く)」は旅の基本動作の1つといえるかもしれません。そして、旅にはそれ自体を1つのテーマとするものも少なくありません。例えば、日本では「四国八十八箇所巡り」。願いを叶えるために、人間が持つ88の煩悩を消しながら同じ数のお寺を巡ります。一方、世界に目を向けると...。 

今回のイベントでは、エルサレム、ローマに並ぶキリスト教三大巡礼地の1つ「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」に続く、約1,170kmの巡礼路がお話の主人公。10世紀末にキリスト教信仰から始まったこの巡礼は、今でも年間数十万人が聖地を目指して、雄大な大自然や歴史溢れる町並みに触れながら歩き続けます。  


「巡礼」というと宗教的な義務や行動を想像する人も多いと思いますが、近年では信仰に関わらず、観光や自分探し、スポーツ感覚で参加する人も多いのです。しかも、大企業の社長さんから学生まで、巡礼路には世界中から様々な人種・宗教・職種を持った人々が集まります。そして、彼らはそれぞれの出身や身分等に関わらず助け合いながら聖地を目指します。そこはまさに「世界中の人生観・価値観に触れられる場所」なのです。 森さんからは自身の体験を踏まえながら、会社勤めを続けながら「スペイン聖地巡礼」を実現する方法や楽しみ方が、素敵な写真と共に紹介されました。


歩く人の理由はさまざま、年齢も体力も人それぞれですが、2時間のトークに凝縮された濃密なエピソードで、僕自身もこの特別な道に溢れる不思議な魅力の虜になってしまいました。森さん、本当にありがとうございました!


シブヤ大学 週末アジア旅倶楽部

シブヤ大学は「まちはキャンパス」をコンセプトに、街のいろいろな場所で、あらゆるテーマの授業を行ってきました。2015年1月にスタートしたシブヤ大学の公認サークル「週末アジア旅倶楽部」は、日本を含めた世界の国々を大学のキャンパスに見立てて、旅好きのメンバーが「旅」や「世界各国の文化(アジア以外も!)」をテーマにした様々なイベントを自分達で企画・開催しながら、旅人感覚のライフスタイル楽しんでいます!