エピソード3: 料理で味わうクリスマス 〜スペイン・マドリードー〜 | 特派員は見た!

クリスマスシーズン真っ盛りのスペインに留学中のミドリです。

マドリードでは主要な通りや広場、デパートのイルミネーションが点灯し、夜の街を彩っています。観光客も多く、夜間に中心部のソル駅の入場が制限されるほど人でごったがえしています。


先日私の通う学校ではクリスマス料理教室があったので、その一部をご紹介しようと思います!


アヒージョ

スペインではバルには必ずある定番メニューで、きのこやえびをにんにくが効いたオリーブオイルで熱したシンプルな料理です。大量のにんにくをきざみ、オイルと一緒に鉄板(フライパン)で熱します。にんにくの香りが出てきたら、マッシュルーム、きのこ(※)、えび、少量の唐辛子を投入し、火が十分に通っていれば完成です。家でもすぐできる手軽さです!


※ニカロスというきのこを使いました。ニカロスは1キロ1000~2000円くらいの、ちょっと高価なきのこです。寒くなってもとれるようで、この時期よく市場に並んでいます。味は薄めでしたが少しコリコリした食感がおもしろいです。


サルスエラ

マドリードに来て意外だったのは、内陸にもかかわらず新鮮な魚介類がスーパーや市場でたくさん売られていること!“サルスエラ”と呼ばれる鍋料理は地中海側の北部、漁業の盛んな地域でポピュラーな料理ですが、マドリードでも材料をそろえて作ることができます。

今回はサーモン、スズキ、サバ、あんこう、あなご、あさり、えびを使いました。魚の背骨からとっただしに、じゃがいもと玉葱、魚介類を加え煮込みます。味付けは塩のみですが、魚介のだしが効いている、やさしい味でした。


ホタテのグラタン

下処理をしたホタテをレモンと塩で味付けをします。貝殻の上に、刻んでよく炒めた玉葱、赤ピーマン、ハムを乗せ、パン粉で覆います。オーブンでこんがり焼いたら出来上がり。グラタンといってもホワイトソースは使わないので、野菜とホタテの自然な甘みが楽しめます。

今回はクリスマスということで、魚介類をふんだんに使った贅沢な料理が並びました。


スペインでは肉類、魚介類、野菜、豆類、米、果物と豊富な食材が手に入り、地域によって色々な料理が食べられます。スペインに遊びに来た際には、パエリア以外の料理も楽しんでみてください!


イルミネーションやクリスマスマーケットは、1月6日の三賢者の日(Reyes Magos)まで続きます。日本でクリスマスを楽しみそびれた方は、ぜひ年末年始にスペインへ…!

シブヤ大学 週末アジア旅倶楽部

シブヤ大学は「まちはキャンパス」をコンセプトに、街のいろいろな場所で、あらゆるテーマの授業を行ってきました。2015年1月にスタートしたシブヤ大学の公認サークル「週末アジア旅倶楽部」は、日本を含めた世界の国々を大学のキャンパスに見立てて、旅好きのメンバーが「旅」や「世界各国の文化(アジア以外も!)」をテーマにした様々なイベントを自分達で企画・開催しながら、旅人感覚のライフスタイル楽しんでいます!