エピソード3: 国民食編 〜オーストラリア・シドニー〜 | 特派員は見た!

「オーストラリア人の国民食」と言ったら何を思い浮かべますか?

オージービーフ?

ミートパイ?

ティムタム?


現地に住む人に「オーストラリアの国民食って何?」と聞くと、だいたいみんな

BBQ!!!!

と答えます。

(ちなみに… 日本でBBQと言うと、お肉、海鮮、野菜を焼いたり、〆に焼きそば作ったり~なんてことを想像しますが、オーストラリアでは公園やビーチにあるBBQ台でソーセージをグリルしてパンにはさむ…いわゆる"ホットドッグ"を作ることが一般的です。)


しかし今日はBBQでなく、オーストラリア人にとって欠かせない、でも決してメインにならない影の主役についてご紹介します!!

その名も、

\VEGEMITE/

\ベジマイト/


ベジマイトの見た目は「ごは○ですよ」のような、黒っぽいペーストでジャムのような存在です。

このべジマイトをトーストに薄く塗って食べるのがオージー流!


シドニー到着2日目に初めて食べた時は「うわっ!何このしょっぱいような、すっぱいような、説明しがたい味は!!?」という、よろしくない印象を持ちました。

どうやら外国人にはなかなか受け入れてもらえないみたいです。

とあるドイツ人お兄さんも、「ホテルの朝食でジャムと間違えてベジマイトをトーストに塗りたくって食べてしまった…。衝撃的な経験だった。」と言ってました。


しかし、誰かオージーがこう言ってました。

「ベジマイトが好きになれば、君も立派なオージー仲間入りさッ!」と…。

外国人はおろか、日本人でも苦手な人が多い、納豆のような存在だな…!

茨城県民の私には、無視できないベジマイト君。

こうなったら克服してやろう!ベジマイト君!!!


そう意気込んだ私は、

パース在住の友人(同じく茨城県民、ベジマイトが大好きで、ベジマイトTシャツまで所有!)にアドバイスを伺いました。

「人にベジマイトを紹介する時は、"美味しくないもの"と紹介してから食べてもらう。そうすれば、最初の期待値が低い分、受け入れてもらいやすい。」

とのこと。

なるほど。

最初の期待値は大切だよね。

何だか妙に納得!笑


そして先日ホストファミリーから少しもらって、再度ベジマイトにリベンジ!!

食パンにバターを塗って、

「うへー、あのしょっぱすっぱいベジマイトを食べるのか〜!!!」というマイナスイメージ全開で一口食べてみると…

「ん?意外と悪くないな…」

バターがうまくベジマイト特有のすっぱしょっぱい味をマイルドにしてくれて、食べやすくなっていました!

ということで、これで私もベジマイト克服!

とーっても単純な私。笑


せっかくオーストラリアにいるんだから、影の国民食を受け入れられるようになってよかった〜。

みなさんが、好きになるか、ならないか…

それは試してみないと分からないけど、オーストラリアのスーパーでもたくさーん売っていますよ♪

一つ買って試してみるのはいかが??

(私は一つ買ってみました。

が、未だに封を開けていません。)

シブヤ大学 週末アジア旅倶楽部

シブヤ大学は「まちはキャンパス」をコンセプトに、街のいろいろな場所で、あらゆるテーマの授業を行ってきました。2015年1月にスタートしたシブヤ大学の公認サークル「週末アジア旅倶楽部」は、日本を含めた世界の国々を大学のキャンパスに見立てて、旅好きのメンバーが「旅」や「世界各国の文化(アジア以外も!)」をテーマにした様々なイベントを自分達で企画・開催しながら、旅人感覚のライフスタイル楽しんでいます!