エピソード7: 世界平和を願うモロッコ人アーティストの日常 ~世界一周バックパック旅〜 | 特派員は見た!

様々な香辛料が香る迷路のようなメディナ(旧市街)、どこからともなく流れてくるイスラム教のお祈りの音、カラフルな幾何学模様のタイルモザイク、お店ごとに異なる種類と味付けが楽しめるタジンやクスクス、ゴワゴワの手触りのラクダ毛の絨毯。

それぞれに違った魅力を持つモロッコの街の中でも「青い街」として人気のシャウエンで、世界中の旅人をあたたかいホスピタリティーで迎える芸術家モハシンさん(41歳男性)に突撃インタビュー!



Q1:自分へのごほうびは・・・山登りとモロッコマッサージ

ここシャウエンは街の名前の由来にもなった美しい大きな山に囲まれています。私はこの街の様子を油絵に描いていて、集中して描いた後は、周囲の山をトレッキングしてリフレッシュしています。また、モロッコマッサージを教える仕事もしていて、弟子にマッサージしてもらいリラックスしています。


—–強すぎない圧で何度もリンパを刺激するモロッコマッサージ。私も試しにマッサージしてもらっちゃいました!旅の疲れが癒える優しいマッサージでした。



Q2:初デートの場所は・・・日本人の彼女と行ったエッサウィラ

スペイン、フランス、イギリス・・・色々な国のたくさんの女性と付き合ってきましたが、日本人女性は男性の扱い方が上手です。とてもあたたかく、優しく包んでくれます。その彼女との初めてのデートは「モロッコ人憧れの地」としても人気のエッサウィラでした。


—–私の今回の旅では訪れられなかったエッサウィラ。きっと美しい場所なんでしょう。ちなみに「紙の証明なんて意味がない」と、モハシンさんは結婚はしない主義のようです。モハシンさん曰く、最近のモロッコでは、そういう人が増えているらしい・・・。



Q3:仕事の悩みは・・・心を閉ざしている人をお迎えするのが難しい

アトリエ、絵の展示・販売、レストランを兼ねた私のお店にぜひ多くの人に訪れてほしくて、店の前を通りかかる人に「見て行ってよ」と声をかけています。モロッコはホスピタリティーの国です。私の店に限らず、立ち寄ってくれたお客様にミントティーをご馳走します。もちろんサービス(無料)です。心を閉ざさず、警戒せず、もっと気軽に立ち寄っていただきたいです。


—–確かに、中にはチップを要求したり、商品を買うことを強要する人がいるのも事実。でも、ここモハシンさんのお店では、ミントティー、マッサージに加え、従業員賄いのクスクスまでご馳走になってしまいましたが、最後まで笑顔と真心で対応してくれました。以前は道行く地元の人からの「コンニチワ」の挨拶に警戒していた私ですが、モハシンさんに出会ってからは、笑顔で「コンニチワ」と返せるようになりました。



Q4:夢は…世界から戦争がなくなるように、このお店もその一助にしたい。

私の店の名前は「the Blue Dream」。青いシャウエンにある、私の夢の場所です。店の前には「All the Wars are one civil. War because We are brother(すべての戦争をやめて1つの同じ市民になろう。私たちはみな兄弟だから)」という言葉を掲げています。このお店に世界各国の人を招いて、食事をして、会話をして、お互いを理解し合う場にしたいのです。


—–昨日、「イスラム教徒をアメリカから追い出す」と語ったトランプ氏の大統領就任を受けて、たまたまこのお店を訪れたラバト(モロッコの首都)在住のアメリカ人の女の子が、モロッコに住む友人を気遣って泣いていたそうです。イスラム教徒のためにアメリカ人が涙を流してくれた、この事実が、モハシンさんはとても嬉しかったそうです。



Q5:元彼女(前述の日本人の彼女)の一番好きなところは…笑顔

彼女も芸術家でした。1年半、ここで一緒に過ごしました。彼女の笑顔は本当に素敵で、絵画にも良いインスピレーションをたくさん与えてくれました。


—–楽しい1年半だったようで、本当に眩そうに、彼女のことを話してくれました。


来訪者の寄せ書き帳を見ると「チキンとレモンのタジンがものすごく美味しい!」と多くの日本人が大絶賛。夜18時からは音楽演奏もあるそうです。ブログでお店のことを紹介するために住所を訪ねると、「このお店には、『偶然』で辿りつくものなんだ」と回答されました。そんな粋なモハシンさんに会える偶然を求めて、あなたも、美しく青い街シャウエンのメディナを彷徨い歩いてみませんか?

シブヤ大学 週末アジア旅倶楽部

2015年1月にスタートしたシブヤ大学の公認サークル「週末アジア旅倶楽部(通称: アジ旅)」は、日本を含めた世界の国々を大学のキャンパスに見立てて、旅好きのメンバーが「旅」や「世界各国の文化(アジア以外も!)」をテーマにした様々なイベントを自分達で企画・開催しながら、旅人感覚のライフスタイル楽しんでいます! 週末アジア旅倶楽部への参加をご希望の方はオフィシャルサイトの「参加方法」をご確認ください。