エピソード2: 人間が我慢をしない仕組みを作る 〜アメリカ〜 | 特派員は見た!

アメリカ特派員のタナトモです。あっという間に11月。寒くなりましたね。10月中旬に帰国し、時差ボケもようやく治ってきたところです。前回の記事、「知らない人をちょっと頼る力」で書きましたが、私も「ちょっとiPhone見ててくれる?」と、知らない人に気軽に頼めるようになってきていたので、帰国してしまったのが、残念です。笑。


海外を旅して日本に帰ってくると、モノの見方が変わるため、日本での当たり前がそうではなくなったように感じる「逆カルチャーショック」のような現象が起きると事前に聞いていました。もちろん、私にも起きています。


先日、夕方くらいだったでしょうか、マンションの敷地内で、お父さんと思われる男性と、2人の女の子が向こうから歩いてきました。しばらくすると、女の子2人がふざけて、思い切りダッシュをしてこっちに向かって来たのですが、お父さんは「走るのやめなさい!」と後ろから叫んでいました。その道路は車の進入が防いであるので、そんなに危険ではないのですが、大声で「走るな!」と何度も言っていたので、そこに違和感を覚えました。今までの私だったら、その一言に何も感じなかったかもしれませんが、これは逆カルチャーショックでした。


もちろん、お父さんにも何か「走ってはダメ」と言う理由があったのかもしれませんが、走りたい子供に、「走るな!」というのはもったいないなー、と感じました。走るのが大好きな子供をどんどん走らせれば、もしかしたら才能がどんどん開花していくのじゃないか、と。少なくとも、なぜ「ダメ」なのか、説明しないと・・・それは単なる子供の我慢になってしまう。


その時、シアトルの住宅街で見た「PLAY STREET」の看板を思い出したのです。これは夕方、子供達が遊ぶ時間帯に一部区間を車両進入禁止にした道路です。(写真に車が写っていますが、これは家の前にもともと駐車してある車)

子供に「走ってはいけない!」と危険を教えるということも大事ですが、一方で、シアトルのように、道路を封鎖してしまって、思い切り走れる場所を提供するというのも大事なのかな、と。


アメリカを旅していて、いたる所で感じたのは、大事な事や優先すべき事があって(特に自由に関する事柄)、それを実行するためには、人間が我慢するのではなく、設備だったり、仕組みだったり、ハード面でどんどんカバーしてしまうという事。この例も、子供の走りたい気持ちを優先し、看板を出し、大人は迂回路を通る。車社会ならではの工夫とも言えますが、こういった事は日本でもっと取り入れてもいいのではないかと思いました。

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